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漂流する人達〜2〜

日頃から色々な人との関わりの中で、表面的に相手に同調しすぎたりして、それがあまりにも強迫的になっている場合、自分というものを失います。その結果、自分の自己像が分からない、または分散していると感じている場合があるようです。見捨てられ不安の強い質の人は、あらゆる自分の行動にチェックをはさみ、観察して、どうすれば相手に嫌われずにつなぎ止めておく事ができるのだろうかと、考えるようです。


自分というものを相手に重ねすぎたあまりに、相手の消失は、自己の消失として体験されるのです。そして一度その消失体験をすると、次からの人間関係は、その不安を元に展開されていく場合があるようです。これは、どうすればこの不安を回避したり忘れたりできるのだろうといった考えから、短絡的な人間関係や性的な関係に埋没していく可能性も含まれています。


そして生活における慢性的な虚無感は果てが知れず、いつまでも短絡的な関係ばかりを続けても仕方がないと思いだします。そこで「自分は一体なにがしたいんだろう、何を求めているんだろう」といった疑問を感じるはずです。ここでは以前にも増して自分が分からないと感じるようです。そしてその満ち足りなさを解消する為に、依存的な人間関係を形成していきます。


ただこれも結局は一つのパターン内で繰り返し行われているものなので、また関係が壊れれば今と同じ場所に戻ってくることになります。見る人によっては、こんなパターンは一時期の、ちょっとしたものだ、と思う人もいるようですが、一部には社会適応せずにこのパターンに長くいる人もいるようです。10年から15年、この状態にいる人もいるようです。



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