万能者を希求する姿〜2〜
彼らの内には非常に甘えが強く、それを受けることを必然だと考えている人達がいるようです。いわゆる特権意識のように感じていてその甘えがとおらないと、激しく罵倒したり悪態をついてみせている例です。甘えはどんな人にでも内在している感情ではありますが、境界例の自己評価の低さと将来への不安によって、爆発的に進行して、性急なものへと姿を変えています。
精神的な自立、独り立ちができないという自覚は本人に嫌な劣等感や羞恥感、罪悪感などを植え付けるのです。いい年齢になってくると落ち着いて生活を送らなければならないし、周りからのプレッシャーもあります。そういう人生への指向を知っていながらも、できない自分はもう最低だと、彼らは感じるのです。自分は生きていく方向を知っていながらも、そうしないでいる。すなわちそれは甘えている、このように極論にはしり、自虐的になるような場合もあるようです。
甘えを全てうけいれるのは難しいことです。それは神のようでもあり、また親の愛情のようなものなのかもしれません。考えてみると境界例の心性には子供っぽいところが多々あるようですね。
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