自己同一性

彼らには自己同一性に混乱が見られます。

1.自己のイメージの多面性(又は取り間違え)

2.強烈な自己喪失の感覚(その為に八方美人的振る舞い)

3.目標の不在(職業を選べない)

4.偽りの自己存在(今、この自分は真の自分では無い)


習慣的に語られる虚無感や不安感の原因は、これらが関連している場合があります。そうゆう頻繁に体験する苦しみを忘れるために自傷や薬物常用といった形をとる場合があります。けれどもまた違った風にエネルギーが向けば、それは創造へと繋がっていきます。まだ見ぬ自分を一生懸命に捜し求めるようになるでしょう。


エネルギーの爆発を対人関係で発揮(決裂)したり、自分を悪い方ばかりへ追いつめたり、無闇に薬物で逃避したりするよりも、本来の問題すなわち自己同一性の混乱を修正する努力をする方がいい。自分が無いのなら、自分を見つける努力をしなければ苦悩は去ってはくれないでしょう。


ただし、彼らのそういった問題は根強くて深刻です(勝手気ままにも見えたりしますが)。何かの拍子に自己が確立したとしても、それを持続することが困難なのです。常に今の自分に疑惑を抱いているので、もし本当のチャンス(自己の確立)が巡ってきても、それもまた「偽物」だと決めつけてしまい、ものにならないようです。


彼らは根本的にあらゆるものを「保つ」ことに難しさを感じていて、自分の主張も指向も保つことができないせいで自己不信におちいることが多いようです。けれどチャンスはかならず巡ってくるはずです。



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