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特殊なリストカット

二人のリストカットをする学生(A子、B子)さんがいました。二人とも女の子でとっても仲がよかったように思います。彼女らはある時期から自分達の事を「ボーダー」だと言い出しました。それから徐々にですが自傷行為が悪化していき、ある日僕の所にB子が尋ねてきました。その時の告白は忘れられそうにありません。


B子の告白


ずっと前にA子がパソコンを使ってリストカットの事を調べていたんです。その時に「境界性人格障害」という言葉を見つてそれを二人でまた調べていたんです。そうしていたらいきなりA子が、これ私だー、といいだしたんです。


そこには具体的なリストカット患者の毎日とか日記とかその時の気分とかが書いてあったんですが、A子はどうやらそれと自分の日頃の気分や考え方がとても似ていると思ったようなんです。私はそんなことには興味はなかったけれど、A子がボーダーなら私もボーダーにならなきゃと思って一緒に勉強しました。


なんにちかたった後くらいから、A子が気難しくなってきて授業中にも隠れて切ったりして休み時間に私に見せてきました。次の休み時間には私も手首を切っていました。そんな事が毎日続いてついに先生にばれて親に言われました。


親は怒って何でそんなことをするの!と私をせめてきました。私はこれまでの事を説明し、私はボーダーという病気だからお母さんにはわたしの気持ちは分からないわ、って言ってやりました。手首もA子が切るから私も切るのって言いました。


初めのうちは納得して切ってたんですけど、最近はなんだかA子の為に切っている気がするんです。A子がボーダーだから私も同じにならないとって思って……私馬鹿なんでしょうか。こんなのがボーダーならもうやめたいです……(以下略)



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